現在のシリコンベースのパワー半導体の3000倍以上のポテンシャルを持つ酸化ガリウム半導体がそろそろ実用化の目途がたって近い将来プチエネルギー革命が起きそうですね。(すでに商品化されてる窒化ガリウムよりも高性能で低コスト)電気自動車の航続距離もパワー半導体を置き換えるだけで1.3倍程度伸びる試算だそうです。

この半導体のベースになるのは、酸化ガリウムウエハなのですが、他の次世代型ウエハに比べて有利な点として製造にかかるコストが現在のシリコンウエハとそんなに変わらないレベルまで引き下げられる。また、現在主流のシリコンウエハで使用している設備がそのまま流用できそう。といった点です。

いままで、性能は良くてもコストが高く覇権を握れなかった製品は多数あります。

今回は圧倒的に性能が良い。コストが安い。新たな設備投資が必要ない。と導入する側にとって良いことしかありません。

発展の邪魔をするような政治的な介入や技術流出がなければ、勝ちが見えてる商品だと思います。

また、ドルベース決済ではなく円ベース決済でも十分勝負になる製品だとも思います。

円高で企業が困るのは輸出をドルベースで契約する企業だけです。

円ベースで契約できる商品力の強い製品の輸出は困りません。

先端技術は、日本は置き去りされた感がありますが材料系に関してはまだまだ戦っていけるようです。

ペロブスカイト太陽電池といい、ちょっとしたエネルギー革命が起こりつつあってそこに食い込める武器がいくつかあるので、これからどういった変化がおこるのか楽しみです。

願わくは、良い変化でありますように。

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