近年、趣味のフライフィッシングに熊が怖くて行けない院長です。
さて、院長の趣味はたくさんありますが優先順位が最も高かったフライフィッシングが熊の問題でしばらく行けなくなるなと考えました。
じゃ、ほかの趣味を充実させようと思ったわけでです。
自己紹介でも書いていますが歯内療法が、がちんこで趣味です。
これまで、渓流釣りの禁漁期間のものを選別して行っていた学会や勉強会を去年から渓流釣りのシーズン中でも行くようになりました。
今年はそれに加え一年を通してのプログラム(全4回計16日)に参加しています。
これが、楽しすぎるのです。
誤算
今参加しているものは
一定以上の成績を残せば、 トロント大学から終了証が出ます。
トロント大学で本来は3年かけて行うプログラムです。(日本語通訳付き←超重要と聞き参加)
ただし本来3年かけて習得するものをこの日数でこなさなければならなりません。
事前に自分で勉強して頭入れてきてねと提供される資料や本は英語でした、、、。
あれ、、、。日本語、、、、。
文明の利器
申し込んだ後なので、もうやるしかないわけですよ。
最初はくそ真面目に英語のままで読もうかと思ったのですが、非常に効率が悪い。細かく内容を知りたいときに掘り下げて読むときに時間がかかるのです、あたしの英語力では(笑)。
知ってました?
現在の世の中にはAiなぞという素晴らしい文明の利器があるのです。
PDFで提供された資料は、論文に強いといわれているClaude3とReadableというものを使って翻訳して読んでいます。電子書籍で買った本は、Kindleの翻訳機能を使いながらちまちま読んでいたのですが、翻訳がひどすぎて効率的に読めません。ざっと内容を把握するだけなら原文の流し読みでもいいのかもしれませんが、日本語で読めたほうが頭に入ってきやすく細かい気づきがあったりしますしそのレベルで理解しないといけないです。
そこで、活躍したのがGoogleレンズでした。
もう、読み物に関してはほぼストレスなく読むことができる環境を作れました。
経過報告
現在、ちょうど半分の8日間が終わりました。
朝の9時から夕方17時半の予定(あくまで予定であって通常デフォルトで延びる(笑))のものを座学および実習を含めて受けております。
これが楽しすぎるのです。
学生時代は、授業が眠くて仕方なかったりしたんですが
このプログラムの先生方の授業の構成が面白くて飽きないし眠くなりません。
じつは、このプログラムを選ぶにあたりほかのものも含めてとても悩みました。
これまで、いろいろな勉強会に行ってきましたが純粋に技術や知識を高める素晴らしいものもあれば、すぐお金に結び付けて本来必要のない治療をすすめるようなものも存在しました。
また、治療のやり方による派閥も存在しバイアス乗り乗りのものもありました。それが悪いとは言いませんが、どこか のどに小骨がひっかるような思いで聞いていたのも事実です。
流行り廃りではなく中立な立場から、総括された知識を得るための方法を学べる事。
信頼できるエビデンスとそうじゃないものの選び方。
システマティックレビューですら役に立たないもの、バイアスかかりまくってるものが多数存在していて使えるものは両手で数えられるものしかないこと。
そのうえで現時点で信頼できるエビデンスの上に成り立っている知識が整理できるので本当に参加できてよかったと現時点で思っています。
生まれ変わり
そんなこんなで、のどにひっかっかていた小骨はとれています。
正しいエビデンスの上に成り立つ考え方と玉石混交のエビデンスの上に成り立つ考え方が同一ではないことが分かりました。
今まで、自分は残念ながら後者でした。
今前者に生まれ変わろうともがいております。
良かれと思っていたこと、やっていたことや説明が変わることもあります。
もしそういったことに気づかれた方は、
過去の自分の話をちゃんと聞いてくれて見てくれていてありがとうございます。
そのうえで進化しているんだなと思っていただけると助かります。
いつものお願い
医療という分野は、日々進化しています。過去にはそれは犯罪だろと思われるような手法の治療が現在では最も良い方法の可能性がある治療になっていたりします。
これからも、同じようなことがたくさんあると思います。
なので、良い歯医者の選び方でも言っていますが騙されてもいいと思える歯医者が良い歯医者です。
騙されても良いと思われる歯医者になれるようこれからも精進していきます。