キビキノ歯科医院の保険での歯内療法

キビキノ歯科医院では、歯内療法に力を入れています。保険診療でも唾液が侵入しやすい場所の治療の際は必ずラバーダム(唾液の侵入を予防するゴムのマスク)を用います。またほとんどの場合、マイクロスコープを用いて治療を行っています。どんなに高価な被せ物をかぶせても土台である歯根の状態が良くなければ長持ちしません。そもそも保険の歯内療法はちゃんとやらなくても赤字になる治療です。経営を考えるなら余計に費用の掛かることはしたくないのが人です。それでも費用がそれほど掛からない部分で自費のエッセンスを加えた治療を行なっています。

バイタルパルプセラピー

バイタルパルプセラピー(生活歯髄療法)は、虫歯や歯の損傷によって影響を受けた歯の神経(歯髄)を保存するための治療法です。この治療の目的は、歯の生きた組織を可能な限り維持し、歯の自然な機能を保つことです。

保険治療の内容変更

保険の治療をいい加減にはやってはいませんが、妥協はせざるをえません。(それでもラバーダム、NiTiファイル、マイクロスコープは最低限使っています。)採算がとれないからです。さらにコロナ前とコロナ後で平均して3割ほど材料費が上がっています。そのため、保険診療においては今まで通りというわけにはいかなくなりました。これまででも自分の技術料を0円として数千円の赤字が出ています。回数が増えると簡単に万単位の赤字になります。持続不可能です。今後、最大2回 合計90〜120分 の中でできうることをするという形にさせてもらいます。それ以上の治療を希望される方は、自由診療を申し込んでください。

自由診療でしかできないこともあります。


自由診療では
手用ファイル、NITIファイル、SAFシステム終売に伴い同等以上の根管内清掃性のあるXP-endo finisher、Laser activated irrigation(LAI)、VDW EDDYを用います。

保険診療ではできないその時点でできるうる最大限の治療を行います。
時間や材料の制約なく最大限の力を発揮できるのが自由診療と考えてください。

必要に応じてCT撮影を行い、治療はフルタイム、マイクロスコープを用いて行います。
一回の治療時間は1時間30分~2時間程度。
通常1~2回、期間としては1~2ヶ月で治療が終わります。難易度が高い場合などは回数、期間が増えることもあります。
定期的に経過観察を行います。

術後起こりうる合併症・後遺症および注意事項


□ 治療に必要な場合は、修復物を除去します
□ 腫れや痛みが生じることがあります
□ まれに治療器具の破折や根管内への残存が生じることがあります
□ 治癒しない場合、外科的歯内療法や抜歯を行うことがあります
□ 予約が守られない場合、治療効果が出ないことがあります
□ 根管治療終了後は、すみやかに修復処置に移行してください
□ その他

材料費の高騰、技工料の値上げ等により自由診療の料金改定を行います。
遅くとも今年度中に値上げさせてもらうことになります。
値上げ前に申し込まれた方は、旧料金、改定後に申し込まれた方は新料金になります。
歯内療法においては、2025年1月より下記の新料金に改定させていただきます。

初診・カウンセリング

  1. 現状のご自身の治療に対する不安や希望を聴取。
  2. キビキノ歯科医院でできる治療法及びキビキノ歯科医院ではできないが他院では可能な治療法(インプラント埋入など)を良い点悪い点も含めて説明。
  3. 一般的な治療の流れの説明。保険治療と自費治療の違い。相談。
  4. 治療を希望されれば、治療へ。

診査診断・カウンセリング(2回目以降の相談:治療を希望されずより詳しく話を聞きたい場合)

  1. 診査診断(歯髄診断、レントゲン、CT撮影)。
  2. 診査診断に基づいたより具体的な説明、相談。
自費治療に関しては、新しい知見が得られた場合などはこの限りではありません。都度アップデートしていきます。
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