VPTとは
Direct pulp capping (直接覆髄)
indirect pulp capping(間接覆髄)
Full pulpotomy(全部断髄)
Partial pulpotomy(部分断髄)
これらすべてを含みます。
目的を簡単に言うと
できる限り歯の神経を保存し抜歯へのカウントダウンを遅らせるもしくは止めようというものです。
キビキノ歯科医院では自費診療で行っています。

断髄において
Recommendations
2019年にESE(european society of endodontology)
・Age is no longer a limiting factor
・Irreversible pulptis may be treated with pulpotpmy
・CSCs are the gold standard material
・Imedeiate restoration
・Waiting period before coronal coverage

2021年にAAE(American Association of Endodontists)
・Age is no longer a limiting factor
Irreversible pulptis is not a contraindication for pulpotpmy
・CSCs are the gold standard material
・Imedeiate restoration
・Waiting period before coronal coverage

年齢制限はなくなっています。
また、それぞれ表現は違いますが不可逆性歯髄炎でも(実際のところは細かい条件はありますが)適用できる可能性があると書かれています。
現在の基準(恐らくこれからも)では、術前に治療方針を決めることはできません。
感染対策をしマイクロスコープ下で組織を観察し処置に対する生体反応や所見を見ながら最終的な治療方針が決定します。

ガイドラインや推奨は信頼度の高いエビデンスの蓄積で変わります。
知識がアップデートされていなければ
大人は適用外といったり不可逆性歯髄炎は禁忌とするかもしれません。
ですが現在はそんなことはありません。
大人だから、症状が強いから、歯髄からの出血が多いからと諦めなければならないのではなく、部分断髄および全部断髄の推奨法および診断基準が存在しています。

キビキノ歯科医院は、その基準に照らし合わせた処置を粛々と行い結果的に保存不可能と判断した場合にVPTから歯内療法に移行すればよいという考えです。ですので、処置前の診断において処置法を決定することができないのがこの治療法です。場合によっては、歯内療法を行わなければならないことをご了承ください。

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