キビキノ歯科医院

マイクロスコープ

拡大鏡やマイクロスコープとは

『しっかりとした治療を行うにあたって大幅に時間を短縮できるもの』です。
裸眼で同じことをやろうとした時にはかなりの時間を要し、高い技術が必要になります。

例えば、破折ファイル除去。
時々見かけるのですが、治療した根の中に折れた器具が残っていることがあります。
これを「裸眼」で除去しようと思うとかなり骨が折れます。暗くて見えない部分は手指の感覚が頼りです。時間が相当かかる上に何回も来院してもらったうえで取れるか取れないかは半々ぐらいの確率です。

「拡大鏡(うちの場合は同軸ライト付き6倍)」を使うと7〜8割位はとれます。ただし光量不足などで見えない場合もあります。見えれば1〜2回の来院でとれることが多いです。

「マイクロスコープ」を使うと、光量が大きいのでよく見えます。そして見えればとれます。1〜2回で取れることが多いです。曲がった根の先とかでない限りはほとんどとれます。

(破折ファイルの除去は時間的にも採算的にも技術的にもできないって言う人も多いのです。技術的な側面では努力すれば誰でもこれくらいは取れるようになると思います。一回につき5千円ほどの赤字を覚悟して根気よく毎回一時間ほど時間を使えればです。ただし純正品で一万弱するような超音波チップを除去用に加工して使い捨てたりお金に糸目を付けなければですが、、、、。時間と採算が大きなネックになります。)

世の中ではマイクロスコープの売り文句のひとつに
「精度が良くなる、精密な治療ができる」
という言葉をよく見聞きしますが、ほんとうでしょうか?


これはおそらく自分で治療した感想ではないと思われます。ただの受け売りでしょう。見えるということが、すぐに精度が良くなる、精密な治療ができることに繋がるわけではありません。繰り返しますが、同じ精度の治療を行うにあたって裸眼より見えるため術者に要求される技術レベルが下る。疲れない。時間が短縮できるってのが本来の効果かと思います。
いままで、テキトーにやってた人がマイクロスコープを導入しても突然レベルの高い治療はできませんし、いままでレベルの高い治療を行なおうとしていた人にはこんなに時間短縮ができて楽チンなものはないと思えるはずです。